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七夕物語り。 

七夕物語



七夕の夜
天の川小舟で渡っていると
星が一人で泣いていた
はぐれたあの娘を追いかけて
流れの中で迷ったの
このまま何処まで行ったとて
あふれる天の川
星の渦巻き 闇の中
夜に紛れて消えた星
お空はとっても広すぎて
あの娘を探し切れないの
せめて今宵の星空だけは
あの娘と一緒の天の川
願いを込めて祈ります



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テーマ: 詩・ポエム

ジャンル: 小説・文学

タグ: 七夕  天の川  小舟    星空 

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レインコートにkissの雨。 

kissの雨


降りしきる の中を
靴音響かせ 駆け抜けた
水たまりに 弾ける想い
ヒールの底に
乱れた心を 忍ばせながら
ビルの谷間で 時間が溶けて
あなたの影が まといつく

ヘッドライトが 悲しげに
二人の影を 映し出す
止まらぬ車と あなたの背中
夜の帳に 包まれる
捨て台詞 一つ残せず
無常のに さえぎられ
通り過ぎるは 面影ばかり

だから レインコートkiss
降って降って 降り止まぬ
だれ模様のkiss
濡れて滲んだ 心が溶ける
だから レインコートkissの雨
降って降らせて あなたの心
Kissの雨で濡らしてみせる
流れるは kissの雨

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テーマ: 作詞・作曲

ジャンル: 音楽

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忘れられない僕の人。 

僕の人


君は 忘れられない僕の人
ポニーテールが よく似合う
白いうなじを 見せてくれ
笑った口もと 白い歯キラリ
忘れられない 僕の人
くちびる囁く 愛の歌

だめよ だめだめ僕の人
赤いリボン目隠しすれば
小指に絡まる 愛の糸
結んだ約束 解いておくれ
忘れられない僕の人
眠れぬ夜は 愛の歌

囁く君は 僕の人
長い髪を 束ねて眠る
抱いて抱かれた 夜が降り
朝を待つ君 に濡れた
忘れられない僕の人
歌っておくれよ 恋蓮花


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テーマ: 詩・唄・詞

ジャンル: 小説・文学

タグ: ポニーテール  リボン  目隠し  約束  長い髪    くちびる  うなじ 

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別れ涙の神田川。 

別れ涙の神田川


みなもを走る 小舟の跡を
一羽のカモメが 追いすがる
波間に消えゆく あなたの姿
啼けど届かぬ 焦がれる想い
さすらう風に 乗り遅れ
ああ~ わたし 別れ神田川

の青さは あなたの心
映すの いじらしさ
揺れる小舟は はかない
波間を漂う 浮世花
せめて咲かせて 散りたいけれど
ああ~ あなた 別れ神田川

うそと本音は の味
薄めたグラス過去の色
隠したつもりが 解けて濡れる
世渡り上手な あなたの前で
揺れるみなもは わたしの心
ああ~ ここが 別れ神田川

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テーマ: 詩・唄・詞

ジャンル: 小説・文学

タグ: 小舟  カモメ  波間  神田川          グラス  過去 

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父に捧げるレクイエム。 

秋空


深まるがこの蒼い一杯に拡がり
あなたの散ったあの日を
僕はいつもあの時のままで想い出す
たなびく煙はに乗り
あなたのを高い高いへと連れて行く
悔しさとのように深い悲しみ
苦し紛れの笑顔で隠し
わずか42年の生きざまを
18歳の少年に凡て託してこの世を去った
煽ったの数だけを流し
酔えば酔うほど母の面影が募ったのでしょうね
幼い僕は母に似て
いつもあなたを悩ませた
だからにまみれて自分を誤魔化して来たのでしょう
母の事は何も語らずたったひと言「会いに行って来い」
母を知らない僕にとっては辛い言葉でしたよ
会いたいのは僕でなく本当はあなた自身の方でした
あなたのいなくなったあの日から
あなたとあなたの愛した母の面影
背負って僕は
今日もこうして生きているのです


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テーマ: 詩・ことば

ジャンル: 小説・文学

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恋と涙の神田川。 

恋の神田川


カモメ横切る みなもの上に
のしずくが 落ちました
焦がれる心に 波紋が揺れて
つかみそこねた あなたの笑顔
あああ~ する神田川
今日もひとり 立ち尽くす

夢の続きを 見たくて今日も
橋のたもとに もたれて待つわ
たったひとつの 約束だけど
忘れるなんて 出来ないわ

あああ~ 神田川
揺れる心に 波しぶき
あああ~ むせび泣いてる神田川
あなたの声が 木霊する

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ジャンル: 小説・文学

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桜の花びらが舞い散る午後に。 

花びら


花びらが舞い散る午後に
あの娘は逝った
天使の衣を纏って空高く
注射が嫌だと駄々こねて
僕を随分困らせたっけ
君があんまり泣くもんだから
両手で押さえると
「バカっであたし溺れちゃうよ」
と言って僕の腕にキスしたね
は散ってもいつかまた戻って来るけれど
君と過ごした日々はもう戻らない
花びらが舞い散る午後に
抱擁だけを僕に残したまままで
あの娘は散った
閉じたに最後のくちづけを


白血病のため16歳でこの世を去った少女に捧げた詩、実話です。
初掲載 2013年4月11日00時01分20秒。
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傷だらけの恋。 

傷だらけ


あんたの背中を見詰めていたら
が流れ落ちてきた
あんたはいつも黙ったままで
明日を見ているけれど
あたしに明日は見えないの
燃え尽きたあんたと
くすぶったままのあたし
舐め合った頃
あんたは優しく微笑んで
あたしを迎え入れてくれたけど
だけ残して去っていく
あたしの身体だらけ
せめてこのだけでもと
あんたの残り香しくて
で濡れたこの
あんたの背中をつく
だらけのあたしはの跡
が勝手に成り上がる


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都心に降る雪。 

都心に降る雪


都心に降る
わたしの
降り積もる
冷たさを抱えた
雪だるま
まるでわたしののように
自分の重さに耐え切れない
わたしは
あなたの重さに耐え切れない
やがてくる雪解け
あなたを溶かしてくれるまで
待てないわたしは
自分の
あなたを溶かす



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ひと恋列車。(再掲 特別編) 

ひと恋


ちぎれるほどに右手を振って
ありったけの笑顔
あなたに見せた
ありがとう さようなら
そう つぶやきながら
窓越しに揺れる あなたは陽炎
また逢えるよね
逢ってくれるよね
心の中に不安が募る
二人の距離
列車とともに遠ざかる
一緒に連れてって
そう言えないわたしに
線路が霞んで見えた
人影まばらのプラットホーム
佇むわたしは
ひと恋列車


初掲載
2012/10/23 00:27
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