Category恋愛詩 1/3

恋文(未刊詩集・天国の涙より抜粋)。

外来の受付窓口に一通の白い封筒が置いてあった宛名はなく誰宛のものか分からなかったが差出人の名前に見覚えがあったので開けてみた白い便箋に端正な字で青いインクの文字が綺麗に並んでいた僕の名前を聞いて思い出してくれるでしょうかほんの少しあなたを見かけただけなのにその時から何か僕の心に感じるものがありました僕の気持ちをどうしても伝えたい僕の気持ちを伝えないままでもう会えないと思うと心苦しい思いで一杯なので...

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桜便り(Pale love)。

桜の便りとともに届いたあなたからのメッセージまっさらな便箋にひと言元気にしている?――忘れるはずだったあなたの 優しい笑顔あなたの 熱い眼差し舞い散る花びらとともに消えた淡い恋だったのに桜並木に手を振って仕舞いかけた この心咲かずに散った 未練花頼りないわたしの心に桜便りの風が吹く...

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星になった恋(七夕に寄せて)。

満天の夜空を見上げればいつでも貴方が見える365日 貴方とともに作った思い出が今は 星となって輝いている空から わたしが見えますか短冊に 願いを書いても貴方は もう戻らない二人の思い出だけ 抱きしめてわたしは貴方の分まで生きています※3日遅れの七夕ですが、皆さんはどんな願い事をしましたか?私はやっぱり「丈夫な心臓になりたい」ですかね^^;...

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恋のパズル。

恋のパズルは複雑すぎて悩めるわたしは途方に暮れる恋愛模様の謎解きパズルたどり着く先 答えはひとつ心と心が重なりあって二人のピースが解けぬうちに絡まるピースが二人を結ぶ恋のパズルが謎かけをする恋愛成就の呪文がささやく時間切れのカウントダウン...

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ユリの花の如く。

漆黒の闇に浮かぶ白い花そのつぶらな瞬きの奥から微笑み ひとしずく零れ落ちたる 病床に君は ユリの花の如く美しく 清らかに 咲いている...

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夏の恋人。

ひねもす 相手を求めてひと際 かん高く啼き急ぐわずか数日の巡り合いにすべてを捧げる夏の恋人たちよ...

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織姫の恋。

笹の葉にあなたの名前を書いて流したの星の数だけわたしの想いが届くようさらさら流れる天の川あなたと一緒に渡りたい初掲載 2012年7月24日 00時16分13秒。...

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恋日記。

日めくりカレンダーをめくるようにあなたを毎日日記に刻むそれがわたしの日課なのあなたに逢えるその日を夢見て綴る恋日記...

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午前0時の愛言葉。

午前0時の扉を開く二人だけの秘密の合図甘いバニラの吐息を吹きかけ高鳴る胸の谷間に薔薇が咲く開けてはならぬと囁く夜が二人の逢瀬を戒めてもアダムとイヴが寄り添うように熟れた果実は余りにも甘過ぎて齧った分だけ耽美な夜が訪れる二人を結ぶ愛言葉戯れのmidnightに愛と言葉の真実を…...

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桜の花びらが舞い散る午後に。

桜の花びらが舞い散る午後にあの娘は逝った天使の衣を纏って空高く注射が嫌だと駄々こねて僕を随分困らせたっけ君があんまり泣くもんだから瞼を両手で押さえると「バカっ涙であたし溺れちゃうよ」と言って僕の腕にキスしたね桜は散ってもいつかまた戻って来るけれど君と過ごした日々はもう戻らない桜の花びらが舞い散る午後に涙の抱擁だけを僕に残したまままであの娘は散った閉じた瞼に最後のくちづけを※白血病のため16歳でこの...

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桜の見えるアパートで。

桜の見えるアパートであなたの帰りを待っていた時をさえずる桜の花びらが風になびいてあなたを遠くに連れて行くかげろうゆらゆらわたしの願いが燃え尽きる桜の萌え出るアパートでそれでもわたしはあなたの帰りを待っていた※自宅アパートのベランダから眺めた桜です。今年も見事に咲いてくれました。初掲載 2013年3月25日00時01分55秒...

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残雪の恋(再掲、追記あり)。

柔らかな春の陽射しを浴びて雪が静かに融けて行くわたしの心とは裏腹にあなたへの届かぬ想いが今でも淡い残雪となって心の奥に冷たく横たわっている季節は わたしを足早に追い越して行くけれどわたしの想いは あの凍てつく冬の彼方に置いてきた残雪の恋あなたの呪縛が解けぬままで…...

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雪のシルエット。

雪があなたの影ならばわたしはこの身を捧げましょう凍てつく空からやって来て雪の欠片を散りばめる震える大地は雪のシルエットわたしはあなたを追いかける溶けて流れてしまわぬうちにわたしはあなたを踏みしめる...

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雪の涙。

雪が涙のように降ってくる音も立てずに降ってくる心に溢れた悲しみが凍える空の彼方で雪になりわたしの変わりに涙となって壊れたわたしに降ってくるまるでわたしをかばうよう雪の涙が降ってくる...

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雪のカクテル。

雪で作ったカクテルは実らぬ想いの味がする恋の名残りが凍りつきあたしの吐息が未練を溶かす雪のカクテル飲み干せば酔って振られて雪が舞うあたしは破れた恋の雪だるま流す涙で自ら溶けるだからお願い雪のカクテルもう一杯...

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心のオール。

あなたと二人で迎える夜これで何回目だろうと指折り数えてみたりした十本の指では足りなくてあなたの指も借りてみたデートを重ねた思い出の分だけあなたを好きになっていく川の流れに任せた二人離れ離れにならぬよう心のオールでしっかり舵取りしてみるのささやかだけれど幸せがこのまま二人に続くよう今夜もあなたの背中に手を合わす...

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運河の流れるこの街で(追記あり)。

運河の流れるこの街であなたと出会った橋の欄干にもたれながら神田川を眺めていた運河の上を風に乗ったかもめが一羽飛んでいくあなたは橋の上から何を見ていたの?待ち合わせの場所はいつも此処で待っているあなたの肩を叩くわたしあなたとわたしの笑顔がひとつになって街の喧噪に溶け込んだ二人の将来を話し合ったこともなくそこまで束縛するほどでもなかった二人まるで わたしたち流れを止めた運河みたいね...

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織姫の涙(七夕に寄せて)。

織姫の流した涙が星になり天の川を渡ります織姫乗せた笹舟が彦星恋しと渡ります星の波間にゆり揺られさらりさらさら渡ります涙はいつか乾いても恋の涙は永遠に天の川に生きてます...

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砂浜に消えた恋。

砂浜に書いたあなたの名前を波が跡形もなく消していく未練さえも残さずにきれいさっぱり消していく片鱗くらいは残してと意地張るわたしを風がわらって戯れる寄せてはかえす恋の波乗れないわたしはもう泳げない...

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傷だらけの恋。

あんたの背中を見詰めていたら涙が流れ落ちてきたあんたはいつも黙ったままで明日の夢を見ているけれどあたしに明日は見えないの燃え尽きたあんたとくすぶったままのあたし傷舐め合った頃あんたは優しく微笑んであたしを迎え入れてくれたけど傷だけ残して去っていくあたしの身体は傷だらけせめてこの恋だけでもとあんたの残り香恋しくて涙で濡れたこの指であんたの背中に嘘をつく傷だらけのあたしは夢の跡恋が勝手に成り上がる...

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