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Rain of Love(恋の雨)。 

恋の雨


気まぐれな恋の
わたしを濡らして過ぎる
差す暇さえなかったわ
気まぐれなあなたに
も身体も
すっかり濡れて
わたしは恋の雨模様
降って降って
振られて振って
今夜もが降ってます

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六畳一間の恋。 

六畳


に染み付いた
あなたの想い出
消えない
悲しみだけが沈殿した
この六一間
あなたとわたしの
棲家だったのに
後始末さえ
出来ないわたしは
この部屋
立ち去る勇気もない
あなたのに引き摺られ
今夜も
を見詰めるだけで


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テロリストは風に紛れて時を待つ。 

ボストン

 冬から春へと装いを変えた爽やかな風を縫って多くのアスリートたちがゴールを目指していた。気温14℃、雲一つ見当たらない晴天、走るには絶好のマラソン日和だった。
 マラソンを愛する者であれば、一度は走ってみたいと思うほど、このボストン・マラソンは数ある大会の中で最も歴史の古いマラソン大会である。が然し誰もが参加出来る訳ではなく、過去のレース記録によるハードルが年齢枠ごとに高く定められており、良い記録を出さなければ参加出来ないと言う、ランナー泣かせでも有名である。
 4月15日の月曜日、世界各国から約2万7千人がエントリーすると言う過去に類を見ないほどの大規模な設定の中で大会は幕を開けた。その輝くゴールに悪魔の手先が風に紛れて待ち構えている事も知らずに…。
 事件が発生したのは大会がスタートしてから6時間後の午後3時過ぎの事だった。ゴール直前の観客席が設定されている歩道のゴミ箱で1回目の爆発、オレンジ色の火柱と共に爆発音が会場を揺るがし、白煙が高々と舞い上がって行く。
 そしてその約10数秒後に2回目の爆発。それはランナーから見れば、ゴールより少し手前の別の場所であった。
 ゴールを目前にし、笑顔を浮かべる者、手を高々と宙に向けながら、完走の喜びをを全身で表している者。それを拍手と歓声で迎えいれる観衆たち、走者と観衆が一体となって大会の喜びに浸っている矢先の事であった。
 飛び交う怒号そして悲鳴…瞬時にして会場は戦場の如く修羅場と化して行った。この爆破事件を知ったオバマ大統領は「複数の爆発物によるテロ行為」と言明。
 死者3名、負傷者約180名に及ぶ大惨事となったこの連続爆破テロ事件により、アメリカ全土が大きく震撼した事は言うまでもない。
 死亡した3人のうちの1人は、家族5人でこのマラソン観戦を楽しんでいた僅か8歳の無垢な少年であり、家族のショックも然ることながら悲しみに暮れるアメリカ市民に与えた影響は計り知れない。
 事件発生当初は情報が錯綜し、勢い余ったマスコミが「容疑者を逮捕」などと一旦報道するも、FBIが「そのような事実はない」と否定する場面などもあり情報と捜査が混乱を極めていたが発生から数日経った現時点では爆発に使われていた火薬や材料なども明確になって来ている。
 然し、その内容を知る限り余りにもわたしたちの生活に身近なものだっただけに更にショックは隠し切れない。
 犯行に使用されたのは圧力鍋であり、更に殺傷能力を高める為の材料として、釘、BB弾、ボールベアリングなどの金属片だった。そしてまたその爆弾の製造方法が国際テロ組織「アルカイダ」関連のウェブサイトで紹介されており、作ろうと思えば相手を選ばないと言う実に空恐ろしい状況まで見えて来ているが、裏を返せば誰もがテロリストになり得る事を証明したようなものである。
 このような爆発テロ事件が起こる度に、わたしたちはイスラム過激派などと結びつけてしまいがちであるが、それは早計だと今回の事件は教えてくれているような気がしてならない。
 この事件の背後関係などを調査してみても今のところ犯行声明も出ていないし、爆薬の質や量などから察するに背後に組織的テログループの存在は見当たらない事から、個人及び少数の人間が関与しているのではないかと思われる。
 テロの定義はなんだ?と訊かれてても、わたしには即座にそれに見合う応えが出て来ない。わたしから見れば、「秋葉原無差別連続殺傷事件」もまた「テロ」と同類だと思えて来るのである。つまり日常の中に潜む狂気こそ最も危険極まりないテロだとも考えられるからだ。
 ターゲットや場所など、そして犠牲者の数で決め付ける事は出来ないし、未遂に終わったとしても行為に及ぶまでの過程も含めてテロだとわたしは思う。
 今回の事件では警備の甘さが指摘されているが、観衆も含めると100万人近い規模になる事からすれば、如何にテロ対策が困難であり、増員増強を重ねても見落としてしまうと言う「ソフトターゲット」に対する懸念が現実となって姿を現した結果なのだろう。

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孤高の俳優、三國連太郎。 

三國連太郎

 つい先日、坂口良子さんの訃報をお伝えしたばかりだと言うのに、またしても訃報について触れなければならなくなった。
 若い層からお年寄りまで幅広いファン層を持つ、日本を代表する演技派俳優として知られている三國連太郎さんである。
 14日午前9時頃、急性呼吸不全のため都内の病院で90年に及ぶその人生に幕を閉じた。仕事の関係で父親の死に目に会えなかった人気俳優の佐藤浩市さんの言葉は、詰め掛けたマスコミ陣の質問を説き伏せるかのように、涙を見せる事もなく父の死を予感させる内容のものであった。
 日本映画界にその人有りと言われるほど、大きな影響力とその鬼気迫る存在感は三國さんをおいて他にはいないのではないだろうか。
 飢餓海峡などの社会派ドラマから時代劇、そして『ビッグコミックオリジナル』に連載中の釣り漫画である『釣りバカ日誌』の実写版などコミカルな内容のドラマにまで活躍の場は非常に幅広く多岐に渡っている。
 三國さんの私生活については様々な噂や憶測などが昔から飛び交っているが、それもまた人並み外れた余りにも個性的すぎる故のものであろう。
 結婚を4回も経験しているその背景には、実生活を犠牲にしてまで俳優の道に我を忘れてその情熱を注いだ結果なのだと思える。
 生活や家族を犠牲にすると言うのは決して褒められた事ではないが、三國さんの人生そのものがスクリーンの中でしか生きられない、居場所がそこにしか無いと言う謂わば俳優としての孤独をわたしは感じ取ったのだが…。
 三國さんが出演している映画やドラマは余りにも多く、その代表作品をわたしは決めかねているが、どうしてもわすれらない映画が一本だけある。
 1979年4月に劇場公開された松竹映画『復讐するは我にあり』である。この作品は実際に起こった『西口彰事件』を題材にした、佐木隆三の長編小説が元になっており、5人を殺害し約2ヶ月半に渡り逃亡し続け、1964年に逃亡先の熊本県で逮捕され、43歳で処刑された犯罪者の犯行の軌跡とその人間像を深く掘り下げた作品となっている。
 主演は今は亡き名優の一人である『緒方拳』。その緒方拳扮する犯人役『榎津巌』の父親が三國連太郎さんが扮した『榎津鎮雄』だったと記憶している。
 確か犯人の嫁である倍賞美津子さん扮する『榎津加津子』と三國連太郎さんとの強烈な濡れ場シーンも鮮明に覚えているが、妖艶な色気をさり気なく見せる倍賞美津子さんもまた日本を代表する女優の一人である。
 実際の殺人現場の一つとなったのは浜松市内のあるアパートであり、この頃わたしも友人のいる浜松へと足をよく運ぶ機会があり、この作品も浜松市内の映画館で友人と二人で見ていることから、この作品により一層没頭する事が出来た。
 そして何より鮮明に記憶している場面がラストシーンである。処刑され遺骨となった息子の骨壷を両手で抱え込む父親の榎津鎮雄が骨壷の蓋を開け、息子の骨を一掴みすると口一杯に頬張り「ボリボリ」と音を立てながら食べてしまうのである。
 そして山の絶壁から空に向かって骨を放り投げる…。映画はその空間に散らばった榎津巌の骨のシーンで終わりを告げる。
 このラストシーンで三國さんの台詞までは思い出せないが、台詞自体があったのかどうか、台詞など要せぬほどに三國さんの鬼気迫る迫真の演技にわたしは圧倒されていた…。
 ここに謹んで三國連太郎さんのご冥福をお祈り申し上げます(合掌)。

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漁火哀歌(追記有り)。 

漁火

夜風に揺らめく漁火は
海を亡くした魚たち
銀の鱗が剥がれ落ち
月夜の海に光射す
潮の流れに逆らいながら
安らぐ場所を探してる
漁火求めて群れをなす
傷つく鱗が血に染まり
甚振る海の哀れさよ

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恋人はサウスポー。 

亀田

 7日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われたプロボクシング、WBAバンタム級タイトルマッチ「亀田興毅VSパノムルンレック・カイヤンハーダオジム」の一戦は、チャンピオン亀田興毅が辛くも2-1で判定勝ちを納め、チャンピオンベルトを守り6度目の防衛成功を果たした。
 然しながら、試合後のリング上では勝利を祝うチャンピオンの笑みは影を潜め、持てる力の全てを出し切った挑戦者の清々しい姿とは対照的にどちらが勝者なのか分からないほど会場も重い空気に包まれていた。
 試合前半、チャンピオンをロープ際に追い込み、細かいパンチの連打を浴びせる挑戦者は不敵な笑みを浮かべつつ、サウスポーを苦手とする亀田の弱点を知り尽くしたかのように、挑戦者の繰り出した強烈な左アッパーが亀田の顎を捉え、試合序盤から挑戦者に先手を取られると言うチャンピオンらしからぬ体の動きが試合の展開に不安を抱かせていた。
 顔を赤く腫らし、鼻からは鮮血がほとばしり、その痛々しさに会場に詰めかけたファンも波乱の予感を抱かずには居られなかっただろう。
 勝利を確信したかのように、時々笑みを見せるほどに挑戦者は余裕すら見せていた。追い詰められているのはチャレンジャーではなく、確かに亀田興毅自身であった。
 結果は僅差での判定勝ちであるが、試合経過を振り返ってみると事実上の亀田敗北と言ってもよいだろう。それはリング上でうなだれる亀田自身の言葉が物語っていた。
 多くのファンの前で土下座までして懺悔を乞うチャンピオンの姿は余りにも痛々しく、自分の目指すボクシングが出来なかった事への悔しさと自責の念でマットは重く沈み込んでいた。
 ボクシングに限った事ではないが、自分が相対する相手は恋人のような存在である。相手を知り尽くす事によって自分には無いものを発見し、それを自分に置き換えてみるという心理面でも相手を上回る事で試合を有利に進める事が出来る。これは謂わばプロポーズにも似ている。
 相手をこちらのペースに持ち込んでしまえば勝利は目前であり、恋の駆け引きもこれと同様であるからだ。恋人が必ずしも自分の得意とする相手とは限らないし、苦手な側面も必ず持っているだろう。故に亀田興毅の恋人はサウスポーなのである。意味不明(´∀`*)。

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二人の神田川(Last Version)。 

二人の神田川


あなたと眺めた神田川
そよ風に触れて
今日も静かに流れてる
あなたと出逢った神田川
二人の想い出作りも
ここからだったわね
のたもとに腰掛けて
手と手を重ね見つめ合う
ファーストキスもここだった
キラキラ光る神田川
あなたキラキラの川
の果てから見つめてる
わたし独り見つめる神田川
優しいあなたの神田川
さよならわたしの神田川


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夢の中で抱きしめて。 

夢の中で


あなたに触れる事さえ
出来ないわたしを
どうか許してくれるなら
せめて
の中で抱きしめて
わたしの全てはあなたのもの
身も心も捧げたつもりでも
あなたの距離
わたしを遠ざける
だから せめて
の中では抱きしめて


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グッドバイ・ママ(坂口良子さんを偲んで)。 

坂口良子

 女優の坂口良子さんが先月27日、57歳と言う女優としては円熟味が醸し出される年齢で惜しくも息を引き取った。
 彼女の命を奪った病魔は、横行結腸がん(大腸がん)による肺炎であった。昨年、永かった春にピリオドを打つ形でプロゴルファーの尾崎建夫さんと再婚したばかりである。
 結婚と言う幸せを一気に引き寄せ、仲睦まじい夫婦愛を育んでいた矢先の出来事に、夫である建夫さんの心情を思うと言葉が見つからない。
 坂口良子さんはこれまで数多くのテレビドラマで活躍して来たが、わたしの脳裏に最も焼き付いているドラマは『グッドバイ・ママ』である。
 1976年TBS系列で放映され、木曜夜の9時(ゴールデンタイム)で、視聴者の心を釘付けにし涙を誘うそのストーリーに、ジャニス・イアンが歌う主題歌『ラブ・イズ・ブラインド~恋は盲目~』が更にドラマを引き立てていた。
 このドラマのストーリーは、未婚の母である坂口さん演じる主人公が、ある日を境に自分が不治の病(白血病)である事を知ってしまい、自らの寿命を我が子に全て捧げると言う『愛の物語』であった。
 特にラストシーンは涙なくして見ることは出来ず、いま思い出しても目頭が熱くなって来る。娘の誕生日にケーキを買ったものの、激しい雨が降り注ぐバス停で誰にも看取られる事なしに家まで後僅かと言うところで息を引き取ってしまう…。
 娘は何も知らずに無情の雨が降り続く中で、ただひたすら母親を待ち続けると言う壮絶なシーンが視聴者の印象に深く残ったドラマであった。
 まるでこのドラマを再現したかのように逝ってしまった坂口良子さん、余りにも早すぎる彼女の死に多くのファンが心を痛めたであろう事は察しがつく。
 ここに謹んで彼女のご冥福をお祈り申し上げます。

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