ビーチサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が 迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

リンゴ(吉田拓郎・カバー)。


 久しぶりにカバー曲の紹介。これまで、「夏休み」「紙飛行機」「あどけない君のしぐさ」「海岸通り」など吉田拓郎、井上陽水、イルカ等の曲で自分が最も得意とする楽曲を選んで紹介して来たが、今回の曲「リンゴ」もまた吉田拓郎の3rdアルバム「元気です」のB面に収録されている最も短い曲である。
 オリジナル曲の「夏の想い出」はもう暫くお時間を頂けると有難いです。必ず紹介させて頂きますのでよろしくお願い致します。
 さて、この「リンゴ」は、漫画家「上村一夫」の作品の中で『漫画アクション』において、1972年に80回に渡り連載された人気漫画の『同棲時代』をテレビドラマ化した際に挿入歌として使用されている。
 ドラマは「梶芽衣子」と「沢田研二」が共演し当時は最も人気のあった二人だけに、話題をさらった人気番組として記憶に残っている。映画化された際の主演は「由美かおる」「仲雅美」であった。
 このドラマの影響で、当時の若者たちの間で「同棲」が流行ったと記憶しているが、そう言う筆者も同棲経験があり、リンゴを聴くと当時のほろ苦い青春の1ページが時間を超えて鮮やかに蘇って来るが、私の同棲相手は先日紹介した息子「勇樹」の母親である…。
 ブログ上で再生出来ない方はこちらをクリック→拓郎カバー。
※ギター:神戸俊樹/三好清史
ヴォーカル:神戸俊樹
アレンジ:神戸俊樹
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ひとめぼれ30キロの思い遣り。

ひとめぼれ

 静岡市在住の息子、勇樹から届いた年賀状に米を送ると書いてあったので、おそらく誕生日プレゼントの事だろうと思っていた。米がプレゼントと言うのも何だか色気のない話しであるが、人間、食わなければ生きて行けないと言う意味では最上の贈り物かも知れない。
 7日の誕生日に届くものだとばかり思っていると、5日の夜に宅配業者から電話が掛かって来た。「もしもし、かんべさんですか?これからお荷物お届けに伺いたいのですがよろしいでしょうか?」。数分後、ドアのチャイムが鳴った。
 ドアを開けるとヤマト運輸の若いお兄さんが「ハァハァ」と息を切らしながら大きな袋のような物を抱えて立っていた。
 「はい、お届け物です、ここに置いちゃっていいですか?」
 「あ、はい、どうもご苦労様…」
 年賀状には何キロ送るとまでは書いてなかったので、せいぜい5キロか10キロだと思っていた。それ以上の米は貰った事がなく、昨年の夏頃だったか養護学校時代の仲良しだった女性から5キロ届いた事があった。
 大きな袋に一体どれだけの米が入っているのか見当も付かず、兎に角重たいので玄関に置いたまま動かす事もままならなかった。早速、息子にメールを入れるとすぐさま電話が掛かって来た。
 「おーい、米ありがとう、一体これ何キロなんだ?」
 「父さん、それ30キロだよ!」
 「えーっ、30キロ!!、宅配の兄さんがゼェゼェ息きらしてたぞー」
 米の話しで盛り上がり、二人で大笑いした。息子の大きな笑い声を聞くのも久しぶりである。昨年は脳梗塞や心不全で心配ばかり掛けてしまい、息子の顔から笑顔がすっかり消えてしまっていた。
 「5キロ10キロは当たり前だから、30キロにしてみた」
 青森県十和田市から送られて来た「ひとめぼれ」30キロ…、予想を見事に打ち砕くその30キロ、これが本当の「重い遣り」ではないだろうか(*゚▽゚*)。

※息子の勇樹は最初の結婚で授かった子であるが、彼が2歳になる少し前に私は静岡の地を離れ上京。その後、長い期間に渡り息子と会う機会もなく、自分も静岡での事は全て忘れ東京で新たな人生を歩んでいた。所が、2008年7月1日、一通のメールが私の元に届いた。
 その内容を見て思わず全身に鳥肌が立った…。「神戸俊樹様こんにちは。私は、鈴木勇樹と言う者です。突然のメールで失礼致します。もし、人違いでしたら済みません。私は現在、父親を探しています。名前は『神戸俊樹』です。今日、戸籍謄本を取り、私自身初めて父親の名前を知りました。【父】の欄には『神戸俊樹』と記載されていました…。
 息子は私の名前をネットで検索し、『天国の地図』のHPを見つけ、そこに記されている私のプロフィールから、自分の記憶に留めている父に対する3つのキーワード「印刷会社」「昭和53年結婚」「昭和55年離婚」を手掛かりにして、矢も盾も止まらずメールを送付して来たのである。
 そして同年8月30日、父と子は27年振りの再開を果たしたのであった。もし、私が「詩集・天国の地図」を出版していなかったら、おそらくいまだに父と子の再開は果たされぬままであるだろう。一冊の詩集が子を呼び寄せ、そして父の声が息子の元に届いたのである。
 自分の父親が詩人である事を知った息子はそれに大きく感化され、自らも詩を書くようになった。蛙の子は蛙…やはり同じ血が流れているように思う。大衆文藝ムジカ創刊準備号には親子で作品と名前が仲良く掲載されている。


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裸足の少女(鎮魂歌)。

裸足

パタ パタ パタ
パタ パタ パタ
裸足の少女が駆け回る
失くした靴を追いかけて
一心不乱に探してる
春まだ遠い川の底
光も射さぬ底のそこ
冷たい 冷たい
その底で
失くした靴が泣いている
裸足のままでは
行けない所
雲の上のそのまた上に
かあさんくれた大事な靴と
一緒に天に昇るまで
パタ パタ パタ
パタ パタ パタ
少女の足音だけが
こだまする
パタ パタ パタ
パタ パタ パタ


※2011年3月、熊本市内で起こった「わいせつ致死・死体遺棄事件」で、同市内を流れる坪井川近くの排水路で当時3歳だった「清水心ちゃん」が無残な姿で発見された。この事件を知った時、無性に怒りが込み上げて来ると共に涙が溢れ出て止まらなかった。当時、大学生だった容疑者の山口芳寛(20)は2013年6月無期懲役が確定。
清水心ちゃんを弔う意味でこの詩を書き上げました。二度とこのような事件は起きて欲しくないです。

神田川慕情。

神田川慕情

いっそこのまま 何処までも
流れ流され 夢の果て
交えぬ心が 泣き出しても
咲かせてみたい 浮世花

行く手遮る カモメの群れに
流れ呼び寄せ 祈ります
僅かばかりの 残り香に
あの方恋しや 神田川

手首辿って 傷付けて
恋の数だけ 流れ行く
心乱れて 夜の窓
一人漂う 神田川

叶わぬ想いと 知りつつも
流れに任せた 恋化粧
おぼろ月夜の 神田川
揺らり揺られて あの方へ

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日常の中に潜む狂気。

通り魔

 今月3日、千葉県柏市で起こった「連続通り魔事件」は、容疑者と見られる男「竹井聖寿(24)」が逮捕された事で急展開をみせ、事件発生現場となった柏市の住宅街に安堵の色が広がり平穏な日常生活が戻りつつある。
 逮捕の決め手となったのは防犯カメラやDNA鑑定によるもので、コンビニや逃走ルートの割り出しで掴んだ場所などに設置された防犯ビデオ等を徹底解析し、その結果事件発生から2日後と言うスピード逮捕に繋がった。
 関東地方のベッドタウンとして人気の高い柏市、長閑な佇まいが広がる住宅地で、その事件は起こった。3日の深夜に差し掛かった時間帯、柏市あけぼのの路上で短時間の間に男性4人が刃物のようなもので立て続けに襲われ、その内2人が死傷すると言う凶悪犯罪が発生。
 柏警察署は「連続通り魔事件」と断定し、犯人検挙のため約7万枚にも及ぶ似顔絵を作成し、情報提供を住民らに呼び掛けた。
 容疑者として浮上した男は事件発生現場近くのマンションに住む24歳の青年で、その素顔にはまだ少年の面影を残すほどのあどけなさがあった。
 犯行の動機について、竹井容疑者からの供述で「金銭目的」「社会に不満があった」などが判明しており、事件の裏付け捜査も佳境に入っているものと思われるが、24歳の青年を狂気に走らせたその背景にある「社会への不満」とは一体何だったのか最も気になる部分であり、青年の犯行心理も含めてこの事件の全容解明が待たれる所でもある。
 今回のような青少年による凶悪犯罪が起こる度に思い出すのは、2008年6月に起きた「秋葉原通り魔事件」である。当時、私は「不安定狭心症」の為、秋葉原近くにある三井記念病院に緊急入院していた。CCUのベッド上で絶対安静だった私の耳に事件発生の情報など入る筈もなかったが、面会に来ていた家族からその事件の全容を知らされ、外は大変なパニック状態に陥っていると聞かされた。
 当病院にも被害者一人が救急車で運び込まれたが、残念ながら既に死亡していたと言う。秋葉原事件の容疑者もやはり25歳の青年であり、犯行動機や事件の背景なども今回の事件と酷似しているように思えるのである。
 勝ち組や負け組といった言葉が流行りだし、孤独感と社会的孤立に陥る若者たちが増幅し、就職活動も思うようにならず正規雇用とは程遠い「登録型派遣労働」と言う経済的にも不安定な環境を強いられ、精神的・経済的にも追い詰められて行くその過程で、人生の歯車が大きく狂いだし犯罪の道へと手を伸してしまうと言った「経済型社会不安」が少なからず事件の根底に根付いているような気がしてならない。
 それにしても閑静な住宅街でまさかこのような凶悪犯罪が発生するとは、誰もが想像しなかったのではないだろうか。普段、私たちは平穏な日常の中で日々の暮らしを営んでいるが、危険は常に隣合わせであると今回の事件は教えてくれているように思う。
 いつ何処で事件・事故に巻き込まれるか分からない複雑な人間模様と現代社会の中にあって、「自分の身は自分で守る」この言葉を心の片隅に忘れず忍ばせておきたいものである。

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残雪の恋(再掲、追記あり)。

残雪


柔らかな陽射しを浴びて
雪が静かに融けて行く
わたしの心とは裏腹に
あなたへの届かぬ想いが
今でも淡い残雪となって
心の奥に冷たく横たわっている
季節は わたしを
足早に追い越して行くけれど
わたしの想いは あの
凍てつく冬の彼方に置いてきた
残雪の恋
あなたの呪縛
解けぬままで…


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プロフィール

俊樹

Author:俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開800篇を超える作品が出来上がっている。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作を現在執筆中。
父をモデルとした小説「網走番外地」執筆開始。
東京都在住。
血液型O型/星座/山羊座
七草粥の日に産まれる。
2013年より大衆文藝雑誌ムジカにて創作活動中。
詩集・天国の地図 電子書籍化 
ダウンロード販売中!

ムジカ04号絶賛発売中!
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