ビーチサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が 迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

初優勝!そして大関へ。

照ノ富士

 横綱・白鵬の体が土俵下に落ちた瞬間だった。館内はどよめきと幾枚もの座布団が乱舞し、関脇・照ノ富士初優勝が決まった。
 連日『満員御礼』の垂れ幕が下ろされる大相撲夏場所、両国・国技館で行われた千秋楽は、史上最多の8力士による優勝決定戦の可能性もあり、相撲ファンを大いに喜ばす場所でもあった。愛嬌のあるキャラクターで人気のある照ノ富士は、優勝のかかった碧山戦も慌てる事なく自分の相撲を取りきり、難なく寄り切りで下した。
 優勝を意識するとなれば、百戦錬磨の横綱でさえ緊張しそのプレッシャーに動きも堅くなり、平常心での相撲を取る事は難しい。先場所、白鵬を破り13勝2敗と好成績を残し、最も波に乗る力士の筆頭でもあるが、恵まれた体格と物怖じしない大器は、母国モンゴルで培われて来たものなのかも知れない。
 結びの一番で白鵬を下した日馬富士は、絶好調とは程遠い今場所で、自身も優勝から遠ざかっていた事もあり、同部屋の照ノ富士を是が非でも優勝させたかったに違いない。
 日馬富士の援護射撃がなかったら、優勝の行方はどうなってたいただろう…。8力士による優勝戦も見たかったと思うのは私だけではないはず。それにしても、初日で土が着いた白鵬は大記録を前にしてそのプレッシャーに敗けてしまったのだろうか。
 いつもの力強い磐石な相撲を取るその姿は影を潜め、相手のまわしを取る事にすら手こずっていたように思う。初日の躓きが千秋楽まで尾を引き、白鵬らしさが出なかった場所でもあった。いずれにしろ、照ノ富士白鵬のライバルになる事は間違いないだろうが、優勝戦線に日本人力士の姿を見られないのは実に淋しい限りである。
 優勝と同時に大関昇進も手にいれた照ノ富士の今後の活躍で、大相撲は更に盛り上がる事だろう。日本人力士にとってこれが発奮剤となり良い影響を与えてくれるものと期待する。


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日ノ出町ブルース。

日ノ出町


浜の夜風ネオンを 揺らす
荒んだ心に 灯火点けて
忘れたはずの 面影探し
赤い電車に 揺られて眠る
ああー ここは日ノ出町
あんたとあたしが出逢った街

白いカモメが 夕陽に溶けて
渡る運河の 波しぶき
酔って交わした 約束いずこ
グラスに注ぐ 夢未練
ああー ここは横浜
涙に濡れる 伊勢佐木町

霞む港の 明かりを追って
よせばいいのに 名前を呼べば
背中合わせの 似た者同士
帰らぬ女(ひと)のむせび泣き
ああー ここは日ノ出町
あんたとあたしが愛した街


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グッバイ、ママ(母の日に想う事)。

まさえ叔母と

 母の日を迎える度に思い出す、非常に珍しく貴重な写真である。赤ん坊の頃に撮られた写真は、この一枚ともう一枚は叔母に抱かれている写真でまだ歩けない頃のもの。不思議な事に父や母と一緒に写っている写真は一枚もない。
 父と母が結婚したのは昭和29年、最初に住んだのは静岡市八番町。祖母の姉や妹が住んでいた2階に部屋を借り、そこで新婚生活が始まった。祖母の姉は日本舞踊の師匠をやっており、私の幼い記憶の中では、派手な着物と厚化粧で覆われた顔が今でもはっきり残っている。
 妹は商売をやっていた関係で従業員が大勢いた。暫く八番町で暮らした後、藤枝の本家に移ったが、父は結婚する前も後も仕事に就くことはなく、町の不良グループと毎日飲み歩いていた。家計を支えるのは母の仕事。昼は紡績工場で働き、夜はバーのホステスをしていた。
 かなりの美人で評判も高く人気者であった。仕事に忙しい母は育児を実家に頼んでいたようだ。朝は早く夜は帰りが遅い。そんな生活の中で息子を抱く暇もなかったのだろうか?父も家に帰って来るのは金が尽きた時だけ。父と母は顔を合わせる度に喧嘩を繰り返していた。そして3年が経ち、母はいつものように階段を降りて行った。
 私の記憶に残る母の姿がその時の背中である。3歳だった私は歌が好きで当時流行していた石原裕次郎の『俺は待ってるぜ』を毎日母の背中に向かって歌い、仕事に送りだしていた。その日以来、母は戻って来なかった。そしてその数年後、薬を飲んで自殺した。
 母親の愛情を全く知らない私は父親が育児放棄に走ってしまったため、親戚や隣近所、父の友人たちの手によって育てられた。母のいない不憫な子どもという目でみられていたせいか、周りの大人たちは私を甘やかせて育ててしまったため、随分わがままな子どもになってしまったようである。
 大人になった今でもそれを引きずっているため、周りの人たちに迷惑ばかりかけている。どうしようもない男なのである。三輪車と一緒に写っているこの叔母が私を一番可愛がってくれていた。しかし今は行方不明、目を背けたくなるような人生を送っている。

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ユリの花の如く。

ユリ



漆黒の闇に浮かぶ白い

そのつぶらな瞬きの奥から

微笑み ひとしずく

零れ落ちたる 病床

君は ユリの如く

美しく 清らかに 咲いている



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プロフィール

俊樹

Author:俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開800篇を超える作品が出来上がっている。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作を現在執筆中。
父をモデルとした小説「網走番外地」執筆開始。
東京都在住。
血液型O型/星座/山羊座
七草粥の日に産まれる。
2013年より大衆文藝雑誌ムジカにて創作活動中。
詩集・天国の地図 電子書籍化 
ダウンロード販売中!

ムジカ04号絶賛発売中!
お求めは… 池袋リブロ、青山リブロ、吉祥寺リブロ、新宿紀伊國屋、池袋ジュンク堂、渋谷丸善・ジュンク堂、吉祥寺ジュンク堂、神田三省堂、神田書泉グランデ、横浜有隣堂東口店、浦和パルコ五階紀伊國屋、他各書店、大衆文藝ムジカ編集部
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