05 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. // 07

主婦の溜息が聞こえる、コインランドリーブルース。 

コインランドリー

 梅雨時、主婦を悩ます一つに洗濯物がある。湿気が多いので中々乾いてくれない。雨が降っていれば部屋の中に干すしかない。突然の訪問客が来たりすると慌てて洗濯物を隠したりする。バスルームに乾燥機が着いている家も多いと思うが、これ結構電気代がかかる。
 家計を預かる主婦にとって、節約の種は数多くあり悩むところでもある。ガス、電気、水道とこの三つは生活になくてはならない要素。家族が多いほど洗濯の量も増え水も多く使う。だから湯船の水を捨てないで洗濯水に使ったり主婦は様々な所で生活安定と維持のため頭を使い努力する。
 男は外で仕事をするので一日の大半は会社で過ごす。その間に家がどのような状態か、あまり関心を持たないかも知れない。最近では主夫も増えてきたし、家事の手伝いを積極的にやってくれる優しい男性も増えた。これはとても良い傾向である。働く主婦が増えたという事もかなり影響している。
 主婦のキャリアが存分に発揮されるのは主に食事であろうか。料理作りには企画と構成力が必要。先ずは財布と相談し献立を考え、食材の調達と忙しい。これを毎日繰り返すのである。家族に食べさせる食事の味には主婦の愛情とプライドが染み込んでいると思う。
 家の近くに24時間オープンのコインランドリーがあり、深夜になっても車に乗って洗濯物をどっさり運んで来る人が多い。ドライクリーニングも完備しているので主婦もよく利用しているようだ。
 上京したての頃は家賃2万円の木造アパートで風呂はなく、トイレは共同だった。徒歩3分ほどの所に銭湯があり、仕事が終わると(会社の近くに住んでいた)シャンプーと石鹸を持って真っ先に湯船に浸かった。早い時間帯は銭湯も空いていて気持ちが良い。
 銭湯と並んでコインランドリーがあり、乾燥機もあるので便利だった。回転する乾燥機を見詰めながら行き場所の失った自分が洗濯物と一緒に回転しているように見えた。不安を抱えながら詩を書いていた20代後半、その延長で今はブログを書いている。コインランドリーを見るたびに思い出す青春があった。

関連記事

テーマ: 節約生活

ジャンル: 結婚・家庭生活

タグ: 主婦  梅雨  洗濯物  節約  家計  コインランドリー  献立  料理  銭湯 

[edit]

父の日は遠い空からやって来る。 

遠い空

 父の日は母の日に比べるとその存在感が若干薄いような気がしますが、父の働く姿を子どもはあまり見かける機会が少ないため、父親が外でどんな仕事をしているのか、それは日常の親子の会話の中でしか知ることは出来ないかも知れません。プレゼントももちろん大切ですが、それ以上に会話は重要です。

 私と父に関しては過去に何度か書き綴って来ましたので想像は付くと思いますが、これから話す内容は私自身も割と最近になって知りました。私と父が一緒に生活した時間は非常に短かいものでした。その中心は小学生時代に凝縮されています。アルコール依存症で酒が切れると手が振るえ、字を書くとミミズ状態でした。最初に届いた葉書が府中刑務所からでしたが、その葉書には酒を止め、一生懸命働き、美味しい物を沢山食べさせてやると書いてありました。もちろん私はそれが本当だったらどんなに幸福だったろうと思っていましたが、それが叶う筈もありませんでした。
 父は酔うと人格が変わってしまい、鬼のような形相になり襲いかかってきます。それも私だけに対してでした。よそ様に手を出すような事(ヤクザ同士の喧嘩以外)はありませんでした。私の喧嘩相手は一番身近な父でしたが、狂った父をとり抑える事など子どもには到底無理。殴られ蹴られしますが、私なりに抵抗はしました。

 父は酔っている時の自分を何も覚えていません。顔に痣を作って学校へ行くと、クラスメートや担任が尋ねてきます。「神戸君その傷どうしたの?」私は正直に答えず「転んだ」と答えます。常にその繰り返しでしたが、いずれ父の行動は学校中に知れ渡る事となりました。そんな私を不憫に思った担任が養子に欲しいと相談があった時はかなり驚きましたが、私はきっぱりと断りました。何故なら私には父親がいるからです。私の心臓病が悪化したのも責任は父にありました。もっと早く医者に診せていればそれほど酷くはならなかったでしょう。酒を飲んでいない時の父は非常に優しく、またお人よしでした。人からの頼まれ事は断ったことがありません。その為、不本意な結果を招き手錠を掛けられたりと、父自身もまた波乱の人生を送り41年前、42歳の若さでこの世を去りました。
 人は死ぬと生前一番慕っていた人の所に魂となって現れると言われています。私は一回目の手術を19歳で受けました。父が亡くなって一年が経とうとしていた時です。かなり以前に短編小説「冬の蛍」を記事にしましたが、あの作品は半分ノンフィクションです。重度の心臓病を抱えた少年と父親の物語ですが、少年に付き添っていた父は既にこの世の者ではなかった…。少年が一番欲しがっていた「蛍」をプレゼントしてあの世に帰っていく父。そして奇蹟が少年の身に起こる。手術の支度を一人で整え、ペーパーバックに必要な物を詰め込み、静岡市立病院の門をくぐりました。春の穏やかな日差しに包まれた病室が、静かに私を迎え入れてくれます。6人部屋の一番窓際のベッドが私の仮の宿。暫くここで過ごす事への恐怖感はまったくありませんでした。心臓の手術を受ける少年にしては妙に落ち着いて見えた事でしょう。
 そして検査に追われる日々が続きました。そして正にこの時、故郷の藤枝である事件が起こっていたのです。亡き父が私に親らしい事を何一つしなかった事は誰もが知るところでしたが、そんな父の愛情が実は非常に力強いものだったと知ったのです。
 藤枝に住む親戚の伯母にその夜異変が起こったのです。なんと父の霊が現れ、伯母に「俊樹が心臓の手術を受けるため入院しているから早く行ってやってくれ」と伯母に頼んだのです。それは毎晩続き、そして日ごとに布団の上に覆い被さって来、伯母は金縛りに合い、身動きが取れない状態になりました。あまりにもしつこいので「そんなに何度も出てくるなら行ってやらないよ」と父に向かって怒鳴ったそうです。するとその次の晩から父は現れなくなったそうです。それまで私は父が自分を本当に愛していたのか心の奥では不信が募っていましたが、この話しで私は鳥肌が立ち、父の愛情が死してもなお別な形で現れたのだと知った時、大きな愛に包まれている自分を知ったのです。窮地に立たされている時、父はこの広い空のどこかで見守ってくれている事でしょう。脳梗塞から奇跡の復活を果たしたのも父のお陰だったかも知れません。
 父の日に何もプレゼントが出来なかった私ですが、私を活かしてくれた父は、やはりどんな言われ方をしても私にとっては偉大な存在です。ありがとう、親父。天国の酒は美味しいですか。酔っ払って天使を追い掛け回す父の姿が見えてくるようです。


関連記事

テーマ: 贈り物・プレゼント

ジャンル: ライフ

タグ: 父の日  プレゼント  アルコール依存症  刑務所  心臓病  短編小説  金縛り  手術 

[edit]

点滴の流れる音に。 

点滴



点滴の流れる音に

耳を澄ましてごらん

ほら 聞こえてくるよ

ポトン ポトン

一滴ずつ 確実に

に 栄養を与えている

ポトン ポトン

ほら 見てごらん

が 少しずつ

膨らんでいくのを



※入院中ではありません(^_^;)



関連記事

テーマ: 詩・ことば

ジャンル: 小説・文学

タグ: 点滴    栄養 

[edit]

怪しい日本年金機構。 

ウイルスメール


 つい最近まで連日ニュースやワイドショーなどで放送されていた日本年金機構個人情報流出問題であるが、その全体像が明らかになるにつれて、機構側による情報管理のずさんな対応や初期動作の不手際が浮き彫りになっている。

 なにゆえ125万件にも及ぶ膨大な個人情報が流出するに至ったのか、適切な対応を施していれば被害拡大は免れた筈である。私が以前お世話になっていた某システム社ではISMS(情報セキュリティシステム)が徹底されており今回のような情報流出はなかったが、それでもやはり間違いは起きるもので、もしパソコンウイルスに感染した、或いは疑いが生じた場合、即座に繋がっているLANケーブルをパソコンから抜くようにと教えられていた。

 ほんの少し機転を利かせば被害を最小限に食い止める事が出来るのであるが、これは情報管理に於ける初歩の初歩であり、ネットの世界では当たり前の事。インターネットが普及し、個人、企業にかかわらずメール利用が通途となっている現状であるが、企業や国に関わる機関が仕事上でヤフーなどのフリーメールを利用してやり取りする事はまずないであろう。

 それを大前提として今回の流出事件を捉えてみれば、国の全職員にISMSが徹底されていなかったと言う事になる。フリーメールが届いた時点で疑問を抱くのが当然であり、添付ファイルを開く前に送信元に電話を入れ「このようなメールが届いてますが…」と確認を取るのが常識だ。

 僅か数分で済む行為を怠ったために、取り返しのつかないリスクを背負ってしまう事になる。国民の大切な年金を預かる国側の危機管理に対する認識の甘さが招いた悲劇であるが、第一次安倍内閣時代にも社会保険庁の『年金記録問題』があり、オンライン化したデータの入力ミスや不備が散見され、社保庁のずさんな管理体制が問題になっていた過去もある。

 不適切な事務処理によって『年金記録消失』と言った大失態を招き、大騒動になった事を思い出す。こんな懸念材料ばかりの中で安倍内閣が推し進める『マイナンバー制度』は果たして本当に大丈夫なのだろうかと、益々不安が募るばかりである…。

 

※心臓疾患に伴う精神的体調不良でブログを休んでおり、皆様にご心配をお掛けした事をこの場をお借りしてお詫び致します。


関連記事

テーマ: 社会ニュース

ジャンル: ニュース

タグ: 年金機構  個人情報流出  ISMS  ウイルス  パソコン  フリーメール  マイナンバー 

[edit]