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詩集・天国の地図 出版10周年と芥川賞。 

10周年


長い闘病生活を余儀なくされてきた著者が、
生きる糧とした詩作。
魂の叫びの集大成!


「僕の前に/暗い影を落として/過去の記憶が横たわっている/
それを乗り越えようにも/僕の足は/竦んでしまって/一歩も動かない
(僕の前に)より――


 
詩集・天国の地図を出版してから今年3月を迎えた時点で10年と言う歳月が流れた。日本では最も売れない本No1が詩集と言われているため、出版5,6年後には絶版になるだろうと思っていたが、幸いにも毎年僅かではあるが書籍に動きがあり、そのため出版社との契約が自動更新されていたようである。

 このブログを通じて購入してくれた方も十数名おり、有り難く思っている。次回作待望論も聞こえて来る中、出版社が制作費を全額出資する企画出版詩集を世に送り出すには、よほど大きな賞を取り知名度を上げなければまず無理な話しであろう。

 お笑い芸人又吉直樹氏の小説『火花』が芥川賞を受賞し、巷では話題沸騰、マスコミもこぞって又吉氏を取り上げ特集番組まで組んでいる。純文学としては異例の124万部以上のセールスを記録し、売り切れ御免の書店も多数あるようだ。

 火花の受賞については疑問視しする声も少なからず上がっており、話題性と人気先行の売上重視を目論む出版業界の裏事情を垣間見た気もする。デジタル製品の台頭で低迷を続ける出版界と、加速する活字離れは『平成の出版不況』に拍車を掛け続けている。

 お笑い芸人として確固たる地位を築いた又吉氏が書いた本だから『売れる』のであるが、作家としての彼の才能を発掘し、仕掛け人『浅井茉莉子』さんの編集者としての努力と力量が今回の芥川賞へと導いたとも言えるのである。

 どれほど優れた作品であっても、それを見い出す優れた編集者がいなければベストセラーは生まれて来ない。書籍とは著者と編集者の二人三脚で創り出して行くもの。詩・エッセイ・小説などを執筆している私としても読者が活字に興味を示し、書店に足を運ぶ回数が増えて行く事は喜ばしい事と思っているし、火花がその起爆剤になっている事は確かな事実として受け止めている。

 

※写真は2005年7月のものであり、現在は平積みされておりません。


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手乗りインコは心の止まり木に。 

ポッポ

 離婚する前、我が家には2羽のセキセイインコと皆さんよくご存知の愛猫タラがいた。ペットを飼う切っ掛けは娘のアレルギー性小児喘息が治ったことである。息子は医療ミスで予定日より一ヶ月も早く帝王切開でやむを得ず誕生した。

 そのため生まれつき気管支系が弱い。やはり喘息があった。とくに娘は2歳頃からひどくなり、夜中に発作を起こし、車で病院へと運んだものだった。喘息の発作は死ぬほど苦しく、その喉の奥から命の悲鳴がゼイゼイヒューヒューと聞こえて来ると、何も助けて上げられない親の無力感にうなだれるばかりだった。

 良い医者が見つからず、病院を転々とした日々も今では懐かしい思い出に変わった。小児喘息は子どもの成長と共に完治する場合がある。体力も付き病気に負けない精神力も備わって来たのは水泳などのスポーツのお陰だと思う。幼い頃から動物が好きでペットを飼いたがっていた娘には、ぬいぐるみさえ与えられない生活だった。

 ダニ、埃、等がアレルゲンのためである。そのためカーペットマンション購入後間もなくフローリングに変更。出来る限りの事を尽くし、喘息が早く良くなるよう努力した。毎日欠かさず飲む薬と吸入。そして数年が経ち、発作は全く起こらなくなった。

 「鳥でも飼ってみる?」主治医に相談もせず、鳥だったらおそらく大丈夫だろうと早速鳥専門ショップに行き、娘が気に入ったこの手乗りインコがポッポだった。雛のくせに他のインコたちとは一風変わった行動をとっていて何処と無く人間味を感じた。娘の鳥を見る時の輝きは友情に満ちている。娘の幸せを運んだ鳥、止まり木はいつも心の中にある。


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恋と涙の神田川。 

恋の神田川


カモメ横切る みなもの上に
のしずくが 落ちました
焦がれる心に 波紋が揺れて
つかみそこねた あなたの笑顔
あああ~ する神田川
今日もひとり 立ち尽くす

夢の続きを 見たくて今日も
橋のたもとに もたれて待つわ
たったひとつの 約束だけど
忘れるなんて 出来ないわ

あああ~ 神田川
揺れる心に 波しぶき
あああ~ むせび泣いてる神田川
あなたの声が 木霊する

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