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退院祝いは上天丼で。 

上天丼

 前回の記事がいささか暗すぎたため、明るい話題で話しを盛り上げ気分転換を図ってみたと思う。自宅から歩いて数分も掛からないほどの近距離に和食レストラン「とんでん」と「ジョナサン」がある。10分も歩けば100円均一でお馴染みの「くら寿司」や牛丼の「松屋」などがあり、外食には事欠かない環境。
 先日、退院祝いを口実に娘を誘い「とんでん」にて会食。私が注文したのは上天丼の単品と生ビール(中)、娘はまぐろアボガド丼と桜肉のユッケ風を注文。久しぶりの天丼に舌鼓を打ち、よく冷えた生ビールで乾いた喉を潤した。
 普段は厳しい食事・水分制限の管理下にある身体のため、自分では意識せずとも相当のストレスが鬱積しているように思う。食べたい物を腹一杯食べられない環境に慣れるまで随分と時間が掛かった。数年前、牛丼を3日続けて食べたら心不全になってしまい入院した経緯がある。主治医に牛丼の話しをすると、「神戸さん、駄目ですよ~牛丼は…」と怒られてしまった。
 それ以来、牛丼を食べるのを止めた。他にも止めた物は沢山ある。パスタもやはり食べ過ぎると心不全の元になるので止めた。大好きだったチョコレート、ジュース、漬物、ラーメン、果物etc…。心臓や腎臓に負担の掛かる物は食べる量や回数を減らさなくてはならない。
 外食は味付けが濃く塩分も多めに作ってあるため、それを計算に入れながら何を食べるか選択する。会食の時くらいは病気の事など忘れて、眼の前にある料理に箸を進めたいものである。
 「パパ、これ全部食べたらヤバイかもなぁ…」と娘に問い掛けながらエビ天を口一杯に頬張る。娘の顔から笑みが零れ、それに釣られてつい私も笑ってしまった。年に数回の外食だから、普段は煩い神様もきっと見逃してくれるだろう。

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薬の増量が希望を打ち砕く。 

増量

 出口の見えない長い長いトンネルに入り込んでしまったようなこの一ヶ月。風薫る新緑の溢れる清々しい季節だと言うのに、春と夏が同居しているようなこの時季、激しい気温差や、低気圧が近づいて来ると酸素が薄くなるため、その影響で体調不良を訴える人も多い。
 5月10日、循環器腎臓内科の外来へ。一時増えた体重は63キロ台に戻り退院時と同じになったにも関わらず、病院までの足取りは重く息切れも酷かった。長い連休明けの外来はどの科も普段の倍に近い患者たちで混雑しており、座るスペースを確保出来ないほどだった。
 退院後の体調があまり芳しくない事を主治医に訴える。日中から夜にかけて両脚が浮腫み、近所のコンビニまで買い物に行くだけで息切れが起こる始末。これまでとは明らかに違う心臓の違和感に不安を抱き、その影響で心も疲弊していた。
 電子カルテを覗き込み、処方されている薬の種類を見詰めながら眉をしかめる主治医。「これ以上増やすとしたら利尿薬くらいしかないですね…」「サムスカ増やせます?」「うーん、それは最後の手段かなぁ…」。「そうなんですか…」。内科的治療の限界点に近づいている事を示唆しているような会話のやり取りだった。
 思い付いたような口調で主治医が言った。「アルダクトン出してみましょうか」。アルダクトンもサムスカやラシックスと同じ利尿薬であるが、前者とは性質の違う利尿作用はそれほど強くはないが、カリウムの排出を抑える心不全治療薬である。カリウムを体内に溜め込むため、高カリウム血症のリスクが増える。そのため定期的な血液検査は必須。
 現状の病態を改善出来るのであればどれほどリスクの高い薬であれ、藁にも縋る思いでその処方に理解を示した。何れにせよ3回目の心臓手術が現実味を帯びて来たことは言うまでもない。
 あと何年この心臓が持ち堪えられるのか、それはおそらく主治医にも分からないだろう。年々悪化して行く心臓に希望をもたらす新薬が登場してくれる事を願って私は今日も生きている。

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