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Tag命日 1/1

小説・届かなかった僕の歌(番外編)あとがき公開。

  届かなかった僕の歌(番外編)は本編である『届かなかった僕の歌(三部作)』の青春編として執筆を始めたが、話しの展開として父・信夫についての記述が増えて来たため、番外編として新たに書き始めた。三部作の(幼少編)と被る部分も多少あるが、その大部分は信夫を中心とした実話を元に脚色している。  酒と自尊心によって自ら寿命を縮めてしまった父。多くの人は「太く短く」「自業自得」と語るが、私の知る限り父が胸の...

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最後の背中(未刊詩集「最後の背中」より抜粋)。

あまりに幼過ぎた私にはあなたの心の葛藤や苦しみを分からなかった階段を降りる 最後のあなたの背中に染み込んだ怒りや 悲しみを今頃になってやっと分かったような気がします※母「雪子(享年28歳)」の命日9月8日に合わせてアップする予定だった詩。当時3歳だった幼い私を残し、階段を降りて行く黒い服を来た母の後ろ姿だけが今も鮮明に残っています。それが私の知る母の最後の姿でした。...

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塀の向こうから届いた手紙(父を偲ぶ)。

父さん、母さんが出て行ったのはあなたのせい?母さんが居なくなってからの父さんは酔っ払ってばかりいて小さな僕を追い掛け回していましたね。泣きながら逃げ惑う僕を捕まえて殴ったり、蹴ったり。次の日、僕の顔に出来た青あざを見て「とし坊どうした?」はないでしょう。昨日の事はすっかり忘れてしまい、普段の優しい父に戻るあなたが大好きでした。父さん、あなたから貰った初めての手紙は高い塀に囲まれた別世界からの青い便...

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後悔の涙(母を偲んで)。

母は安らぐ場所にたどり着いたのか苦しまずに逝ったのか痛みはなかったのか毒を飲む瞬間何を考えていたのか僕のことを想い出しただろうか母の通夜にも立ち会えず最後の母の顔も見届けず火葬にも出席出来なかった僕は幼すぎたのか母の死を知らされた時他人事と思えた僕の心は余りにも冷たかった今になって後悔の涙が僕の心を掻き乱すあなたに会いたかったどんな形でもよいから会いたかったこの僕を産んでくれたあなただもの※9月8...

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