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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が 迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

詩集・天国の地図 出版10周年と芥川賞。

2015年07月25日
出版・書籍 6
10周年


長い闘病生活を余儀なくされてきた著者が、
生きる糧とした詩作。
魂の叫びの集大成!


「僕の前に/暗い影を落として/過去の記憶が横たわっている/
それを乗り越えようにも/僕の足は/竦んでしまって/一歩も動かない
(僕の前に)より――


 
詩集・天国の地図を出版してから今年3月を迎えた時点で10年と言う歳月が流れた。日本では最も売れない本No1が詩集と言われているため、出版5,6年後には絶版になるだろうと思っていたが、幸いにも毎年僅かではあるが書籍に動きがあり、そのため出版社との契約が自動更新されていたようである。

 このブログを通じて購入してくれた方も十数名おり、有り難く思っている。次回作待望論も聞こえて来る中、出版社が制作費を全額出資する企画出版詩集を世に送り出すには、よほど大きな賞を取り知名度を上げなければまず無理な話しであろう。

 お笑い芸人又吉直樹氏の小説『火花』が芥川賞を受賞し、巷では話題沸騰、マスコミもこぞって又吉氏を取り上げ特集番組まで組んでいる。純文学としては異例の124万部以上のセールスを記録し、売り切れ御免の書店も多数あるようだ。

 火花の受賞については疑問視しする声も少なからず上がっており、話題性と人気先行の売上重視を目論む出版業界の裏事情を垣間見た気もする。デジタル製品の台頭で低迷を続ける出版界と、加速する活字離れは『平成の出版不況』に拍車を掛け続けている。

 お笑い芸人として確固たる地位を築いた又吉氏が書いた本だから『売れる』のであるが、作家としての彼の才能を発掘し、仕掛け人『浅井茉莉子』さんの編集者としての努力と力量が今回の芥川賞へと導いたとも言えるのである。

 どれほど優れた作品であっても、それを見い出す優れた編集者がいなければベストセラーは生まれて来ない。書籍とは著者と編集者の二人三脚で創り出して行くもの。詩・エッセイ・小説などを執筆している私としても読者が活字に興味を示し、書店に足を運ぶ回数が増えて行く事は喜ばしい事と思っているし、火花がその起爆剤になっている事は確かな事実として受け止めている。

 

※写真は2005年7月のものであり、現在は平積みされておりません。


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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。

コメント6件

コメントはまだありません

みゆきん

No title

前までは本を読み漁ってました
今は、油絵をまったり描いてます
動くと暑い日々
体調管理をしっかりd(^-^)ネ!

2015年07月25日 (土) 16:41

ネリム

こんにちわ
出版業界のシビアさが伝わってきました。

2015年07月25日 (土) 16:44

koyuri

自伝小説の本が出来るの待ってます

同時受賞の羽田さんも、昔なら直木賞の方だろうと思いました。

あの方の受賞は喜ばしいと思ってます。

又吉さんの本は、ほとぼりが冷めた頃に、じっくり読むつもりです。

2015年07月25日 (土) 23:21

野津征亨

こんばんは。

出版十周年おめでとうございます。
人の心に響くものは、長く愛され続けるのだろうと思いました。

又吉氏の「火花」ですが……個人的にさほど興味が湧きません。
純文学のジャンルに食指が動かないせいかもしれません。
いい作品なのでしょうけれど。

2015年07月25日 (土) 23:37

みなみです

No title

はじめまして みなみです
いつも拝見させていただいております
私のお気に入り,リンクに貼らせていただきたく
コメントさせてもらいました
ご都合が悪ければご一報ください
外させてもらいます。

2015年08月03日 (月) 08:37

青空一人きり

こんばんは

詩集 ユックリと読ませて頂いてます

2016年02月14日 (日) 22:26

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  •  お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)が書いた小説「火花」と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」が16日、第153回芥川賞(日本文学振興会主催)を受賞した。都内で選考会が行われ、6候補の中から受賞を射止めた。これまで、芸能界からはミュ...

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