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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が 迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

塀の向こうから届いた手紙(父を偲ぶ)。

2017年11月28日
23
学生時代の父



父さん、母さんが出て行ったのはあなたのせい?
母さんが居なくなってからの父さんは酔っ払ってばかりいて
小さな僕を追い掛け回していましたね。
泣きながら逃げ惑う僕を捕まえて殴ったり、蹴ったり。
次の日、僕の顔に出来た青あざを見て「とし坊どうした?」はないでしょう。
昨日の事はすっかり忘れてしまい、普段の優しい父に戻るあなたが大好きでした。
父さん、あなたから貰った初めての手紙
高い塀に囲まれた別世界からの青い便箋でしたね。
所員の検閲の赤い判子が押してありました。
達筆なのか下手なのか分からないような文字で
3枚の便箋に縦書きでびっしりと書いてありました。
アル中だからお酒が切れると手が震えるので、きっと手紙の文字も震えていたんですね。
洗面用具が必要だから3千円送れと…
父さん、僕はまだ15歳で働いていなかったじゃないですか。
その3年後に肝硬変で逝ってしまったけれど、その時の顔は幸せそうでした。
きっと大好きだった母と、天国で仲良く暮らしているんでしょうね。


※11月5日は父の命日でした(享年42歳)。私が所有している父の写真は学生時代のものしかない。父子が一緒に写っている写真は母と同様で1枚もないが、思い出だけは脳裏に深く刻み込まれている。

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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。

コメント23件

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みゆきん

どんな罪で刑務所に入ってたのか・・・
外に出る事もなく逝ってしまわれたんですね
それでもたった1人の父親だものね・・・

2017年11月28日 (火) 15:01

ナカリママ

静かに心に染み入る文章でした。
親との思い出、というのは、幼い心にもずっと残るものですね。
亡くなられたご両親に対する俊樹さんの想いが詰まった一行一行に、
私も自分なりに亡くなった両親を改めて偲ぶことができました。
ありがとうございました。

2017年11月28日 (火) 18:55

ふたごパンダ

こんばんは♪

お酒がきれているときは
神戸さんを愛するただ一人のお父さんだったんでしょうね。
早くに亡くなって寂しいですね。
きっとお母様と一緒に見守ってくださっていますね(*´ω`*)

2017年11月28日 (火) 20:25

koyuri

酒は別名「キチガイ水」とまで、呼ばれていましたから、大変な思いをされましたね。

やっばり、「酒は飲んでも、飲まれるな」というコトなんでしょうが、お酒が好きな人は中々止められないので‥‥

寒くなりましたが、御身体大切に。

2017年11月28日 (火) 21:04

メロンボール

こんばんは。

入院されず自己管理で毎日過ごされているようで

ほっとすればいいのか・・・・

でもお家が一番ですよね。心が休まりますよね。

いつもお邪魔していますが

いつもこちらのブログに入った途端、あまりにも深く

私の日常からずっと遠くに来たようで少し戸惑いもあります。

でも神戸さまの頑張りは、わたしも頑張らなくてはと思わせてくれます。

スターダスト私も好きです。

身体の声を聴きながらご無理されませんように。

今更ながらリンクさせていただきました。

2017年11月28日 (火) 22:58

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2017年11月29日 (水) 14:06

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2017年11月29日 (水) 18:34

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2017年11月30日 (木) 13:43

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2017年12月01日 (金) 03:23

よしお

こんにちは

確かに子どもを持つようになると両親は自分らの写真よりも、子供たちの写真を撮ったりするのを第一に考えたりするから、年齢を重ねていってる親の写真ってのはなくなっているのかもしれないですね。
何か1枚でもそういう写真があったら良かったですよね(・Д・)

2017年12月01日 (金) 13:29

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2017年12月01日 (金) 15:21

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2017年12月01日 (金) 21:40

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2017年12月02日 (土) 14:17

sado jo

私は父親が喜怒哀楽を表すのをほとんど見た事がありません。
猟師だったせいもあるのでしょうが、他人を含め、生き物に対してほとんど感情を表さない人でした。
子供の頃、命の生死に無頓着な父にひどく反発したのを覚えています。
そんな父も村の集まりで酒が入ると、日の丸の寄せ書きを広げて死んだ戦友の思い出話をしていました。
涙こそ見せませんでしたが、やはり父も人間であり辛い過去があったのだと思います。

2017年12月02日 (土) 16:19

雪野繭

私のところも父が酒乱でしたので、書かれていること、
とてもよくわかります。
ただ1つ違うのは、私は父をまだ許していないこと。
きっと死ぬまで許さないと思います。
俊樹さんは、心が広いのですね。
見習いたいところです。

2017年12月02日 (土) 16:42

ネリム

こんばんは
お酒はほどほどにしないと
いけないなと思いました。

2017年12月02日 (土) 18:41

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2017年12月03日 (日) 14:37

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2017年12月04日 (月) 14:48

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2017年12月05日 (火) 03:40

ある宝の存在に気づき

感謝の心を持って手を合わせて幸せ

「盲亀の浮木」人とのつながりは盲亀浮木の如く。
大海に住む盲目の亀が百年にただ一度だけ海面に浮かんでくる時に、
たまたま穴の開いた流木が浮いて、その流木の穴に首入れるという仏教の寓話があります。
言わば、めぐり合うことは非常に難しいことの例えです。

このように考えてみると、
血のつながる家族となることは、盲亀浮木のような奇跡の確率です。
生まれてくることは、両親がいます。それぞれの祖父母4人。
時間軸をさかのぼっていくと、10代を遡ったら自分と同じ血が流れている先祖は1024人。
20代前だと100万人!

そのうちのただのひとりでも欠けたら、自分はいま存在していないです。
「命」を次につないできたから、現在の自分の「命」があります。
家系図作りが、命のつながりを知ることで家系の歴史を知ることができます。
先祖に手を合わせて感謝の心は常に大切にしていきたいです。

2017年12月05日 (火) 07:39

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2017年12月05日 (火) 15:47

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2017年12月06日 (水) 15:09

青空

こんにちは、お久しぶりです
パソコンの調子が悪く、コピーと貼り付けだけは出来るのですが・・・
それ以外がなかなか思う様に動きません。

お父様とってもハンサムですネ!
俊樹さんに似ていますよ。
お酒を飲んでいる時とそうでない時ってそんなにも違うんですネ
自分の子供を追いかけ回し殴っておいて、次の日にはスッカリ忘れている!
そんな物では済まされないですよね
でも・・・それでも俊樹さんはお父様が大好きだったんですね

お父様も辛くて辛くてどうしようもなかったのでしょか・・・。

2017年12月20日 (水) 10:23