竹芝桟橋多忙なり!。
私のお気に入り撮影スポットの1つが竹芝桟橋(竹芝埠頭)。タイミングがよければ、この時のように貨物船やクルーズ船を撮影する事が出来る。船舶を撮影する為に訪れた訳ではなかったが、桟橋から臨む東京湾やビル群などの夜景を撮影する為だった。夜の帳が辺りを包み込み始めた時、一隻の船が作業灯を海面に反射させながらゆっくりとDockへ入って来た。私はこの時まだ東海汽船の存在を知らず、船のマークを見て何処の国の貨物船?ノルウェーか??と思いつつ撮影を始めた。
船首辺りを見ると『さるびあ丸』とあるではないか!なんだ、日本の船だったのか…。そして疑問は直ぐに解決する主義なのでスマフォを使いネットで調べると、なんと東海汽船の大型客船だと分かった。おそらく伊豆諸島から帰港したのだろう。そしてもう1隻がやはり大型客船の『橘丸』であった。
世の中は知らない事があまりにも多すぎる、一生の内にどれだけの疑問を解決・発見する事が出来るだろうか?人生100年時代と言うけれどたった100年では時間が足りない!知りたいという探究心が更なる長寿命を求め始めて来る。カメラを持つ体力がある内に出来るだけ多くの写真を撮りたいと言う、欲求は果てしなく続く。写真の世界は一期一会、二度と同じ物は撮れない。だからこそ、私は自分の写真に生命を吹き込む努力を惜しまない。こんな客船に乗って広大な太平洋をカメラに収めたい気もするが、船酔いする私には無理かも知れないなぁ…。
※因みにこの夜、隅田川方面で花火が上がっていた。医療従事者を応援する花火が幾つもポン、ポン、ドーンと夜空を彩っていた。