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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が 迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

iPS細胞の陰と陽。

2012年10月20日
ニュース 12
iPS

 それは医学界のみならず、世界のあらゆるメディアが注目する画期的な出来事であった。ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の「山中伸弥」教授のニュースは地球上の全ての生物に対し「神の恩恵」とも言えるほどのインパクトを齎した。
 もちろん其処には山中教授とそのチームによる並々ならぬ努力と探究心があったからこそであるが、途方もなく長い医学の歴史に、月に残したあの足跡の様に今まさに輝かしい医療に於ける未来への扉を切り開き新しい一ページを刻み込んだのである。
 このようなニュースは、わたしの様に重い疾患を抱えて生きる者たちにとっては歓喜すべき事柄ではあるが、果たして自分がこの世に生きている間にiPS細胞の実用化の恩恵を授かる事が出来るかどうか疑問は尽きないものの、自分が後30年生きられると計算すれば、その可能性は充分にあるだろう。
 ほぼ半分壊れ掛けているこのポンコツ心臓であるが、よくぞ此処まで長らく耐え抜いてくれたと自分の心臓(病気)に敬意を表したいと思っているが、それが可能であるとするならば、薬に頼る生命から脱却したいと思っている。
 日本人の死因トップは言わずと知れた「癌」であるが、iPS細胞が齎す未知の可能性として、新薬の開発、治療方法も劇的な変革の時代を迎えつつあると思われる。
 然しながら、あらゆる世界には陰と陽が存在する訳で、つい先日、東京大学を懲戒解雇された「森口尚史」研究員のように、その人気に便乗するがの如く悪用する輩もおそらく出現する可能性は高い。
 万事が善意によって成されるのであれば良いが、「薬害エイズ」などのように、己の利潤のみを追求せんが為に、数多くの一般人が犠牲となってしまう「禁断の果実」とも捉える事が出来る。
 人間は欲を捨てて生きる事は出来ないが、その「欲望」をコントロールする理性を兼ね備えているからこそ人間らしい生き方が出来ているのである。
 欲に溺れた者たちの醜態をこれまで幾度となくわたしたちは見て来たが、自分の中の「陰と陽」を理解してさえいれば大きく道を踏み外す事などないだろう。

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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。NikonD700を使用。

コメント12件

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NOKO

本当にそう思います。

素晴らしい発見も、欲望にまみれてしまうと、その素晴らしさよりも欲望の醜さが強調されてしまうようで残念です。
実用化にあたる人々の理性ある行動を、切に願います。

2012年10月20日 (土) 14:30

Windows

お初ですです

確かに人類にとっても出来るだけ早く移植共々完成して欲しいですねぇ…

しかし陰と陽。
過労死や老衰死はあれど…死の概念や恐怖から切り離されたらどうなるんでしょうね…

2012年10月20日 (土) 20:02

ぱぱいや

こんばんは~~♪

こんばんはぁ~~♪  だいぶ寒くなって来てますが 明日は暖かくなるそうです。

心臓の病気は 本人が常にストレスを抱えちゃうので余計 困りますね。

迎え火の山は 守護霊のお話がメインです。

森口尚史さんは 何をしたっかたのか?
実に不思議です。
国からの援助金目当て?
ただ 注目されたかっただけ?

山中さんは謙虚でいいですよねぇ~~

2012年10月20日 (土) 21:50

二階堂 新

「スタジオ21」アート・プロデユーサーです(笑)

 う~ん、よくやるよ(笑)Mamu嬢には、ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの名デユエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」(1969年)を推薦しておいた。でも、もう廃盤かな。

2012年10月20日 (土) 23:03

ネリム

山中さんは
素晴らしい人だと思います。

2012年10月21日 (日) 00:10

クラックー

こんばんは。コメント失礼します。

山中氏もスゴイと思いますが、
そういう事を綴れる俊樹さんも、
ボクはスゴイと思いますよw

2012年10月21日 (日) 02:16

ミタ 子

iPS細胞の発見は素晴らしい事だと思います。
受精卵から作るes細胞とは違い、自分自身の細胞から作り出せるなんて。
山中教授は言っておられました。
「まだ私は誰も救ってはいない」と。
山中教授も素晴らしいと思いました。

2012年10月21日 (日) 22:08

テラゲン合格!

光と影か・・・

世の中のニュースには、
光と影しかありませんね。

2012年10月22日 (月) 15:07

ミッド

こんばんは。

ips細胞の今後の展開に期待したいです。

勿論、良い方向の展開を。。。

2012年10月22日 (月) 19:18

小野哲

久々のコメントです

 IPS細胞問題もそうなのですが、医療問題には必ずと言っていいほど生命倫理が絡んできますね。
 以前私は福島県立大野病院医療過誤殺人事件で加害者の不当無罪判決を批判したのですがそのことに対して呆れた荒らし投稿が連発しました。
 そのために生命倫理に関するエントリーについてはコメント受付を断っています。また、森口某の報道では読売新聞と日本テレビのお粗末さが暴かれています。
 いかに権威主義にメディアが陥っているかを示しているのではないかと思いましたね。

2012年10月22日 (月) 19:19

フウ

命の産業化の危険

最近、自動車や金属加工などの従来型の製造業が
新興国の追随を受ける中、新産業である医療産業
が注目されていますね。
くれぐれも利潤のためだけに、高額な医療を
押し付けることで診療費の高騰を起こすことは
止めていただきたいものです。

2012年10月22日 (月) 19:22

New jack

おもしろいぶろぐですね

いつもみにきます

2012年10月24日 (水) 01:44

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